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  • 2017/02/15

恋する若者を揺るがす「バレンタインデー禁止令」

◯2月14日はバレンタインデー。インドネシアでも「カップルの日」と見なされているが……。
◯西ジャワ州は、学生に対して「バレンタインデー禁止」を通達。
◯バレンタインデーに反対するデモも発生。

今年もバレンタインデーがやって来ました。

バレンタインデーとは、そもそもはキリスト教の祭日。昔、バレンタイン(ヴァレンティヌス)という神父がローマ皇帝の命令に逆らって兵士の結婚式を執り行ったという由来があります。そこから今では「カップルの日」というようなニュアンスで伝わっています。

さて、インドネシアでもバレンタインデーを祝う習慣が定着しています。いや、「祝う」という表現は正確ではないかもしれません。この国のバレンタインデーも商業化されたものが外国から伝わったという感じで、そういう意味ではクリスマスに近いものがあります。

そのバレンタインデーが、現在議論を巻き起こしているそうです。

バレンタインデーは「不純異性交遊」

インドネシア国民の約9割はイスラム教徒ですが、中東とは違い異文化に寛容と言われています。

ですが、そんな中でもこのようなニュースがあります。

>インドネシア・西ジャワ州、若者らがバレンタインデー祝うことを禁止(Record China)

http://www.recordchina.co.jp/a163802.html

ジャカルタ・ポスト紙によると、西ジャワ州の教育当局は、州内の27の教育機関に対し、「宗教的、社会的、文化的規範に反する」として生徒らがバレンタインデーを祝うことを禁止する通達を送った。(Record Chinaの記事より引用)

インドネシアのバレンタインデーは必ずしも「女子から男子へ」という構図のプレゼント贈呈ではないらしいのですが、ともかく州がそれを禁止してしまうとのこと。その理由は決して宗教的なものではなく、要は不純異性交遊を促してしまうから。まるで中学校の風紀委員みたいですね。

バレンタインデー反対デモも

この件について、現地記事を見てみましょう。

>西ジャワ州教育当局、すでに「バレンタインデー禁止」を通達(Tempo)

https://m.tempo.co/read/news/2017/02/10/058845334/begini-pelajar-di-jawa-barat-dilarang-rayakan-valentine-day

この記事によると、今月10日の時点でバレンタインデー禁止令の通達が州の全校に行き届いたとのこと。最初に紹介した記事は中国メディア発ですが、現地記事がその事実を裏付けました。

「バレンタインデーがあるから結婚前の性的交渉が行われる」という指摘は、確かに以前から存在しました。実際に、バレンタインデーの贈り物にコンドームを添える習慣が現地にあるとか。それを嫌悪する団体が、バレンタインデーそのものに反対するデモを行っています。

>インドネシアでバレンタインデー反対デモ(アセアンポータル)

https://portal-worlds.com/news/indonesia/9523

アメリカナイズの結果

ですがこれは、それだけバレンタインデーという習慣が定着しているという証拠。

筆者の身の回りを見ても、とあるスポーツジムが「バレンタインデー企画」と銘打ち入会料の割引を行っていたりします。それだけ、インドネシアという国が日本以上にアメリカナイズされているという見方もできます。

日本とインドネシアは、冷戦時代には西側に所属していた「盟友」です。そうである以上、クリスマスとバレンタインデーがアメリカから商業文化として流入するのはむしろ当然とも言えます。

こうして見ると、インドネシアは決して「遠い国」ではないことが分かります。

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