• 政治・経済
  • 2013/12/09

進出のリアル-バズーインドネシア 清水樹社長[後編]

インドネシアでのオフショア開発企業として早くから進出を果たしているバズーインドネシアの清水社長にお話を伺いました!クライアントは日系企業ですが、インドネシア人人材のマネジメントにおける成功、失敗体験はこれから進出する方にとってとても価値あるノウハウが詰まっています。後段ではLINEの躍進などインドネシア市場に感じる変化についても語っていただきましたので是非御覧ください。

プロフィール:清水樹(しみず じゅん)

1977年生まれ。群馬県高崎出身。慶應義塾大学卒。2000年日立ソリューションズに入社。その後2007年にバズー株式会社へ執行役員CTOとして転職。入社後中国・タイとオフショア拠点を立ちあげを経験し2010年日系開発会社としていち早くインドネシアのジャカルタに集中、社員50名を束ねる子会社社長へ就任。社内基幹システムからECサイトなどウェブサービスやさまざまなアプリ開発を手がける。


※『進出のリアル-バズーインドネシア 清水樹社長[前編]は』こちら

高パフォーマンスを出す人材の採用

--そういった優秀な人材をどう採用したり育成したりしているんでしょうか?

現在、7割が新卒で3割経験者採用ですが、新卒の方がパフォーマンスがいいですね。1ヶ月の研修を経て現場デビューするのですが、時間や品質意識などこちらの求めるものに教育しやすいです。逆に中途採用の場合は時間意識が低かったりしますね。採用は日本の東工大のようなビヌス大学、インドネシア大学、バンドゥン工科大学など、優秀な大学から採用しています。大学側と直接やり取りをして、バズーオリジナルの説明会の日を調整して組んでもらったりします。

--求人媒体や人材紹介エージェントは利用しないんですか?

インドネシアで最もメジャーなJobsDB.comやJobstreet.comを使ったこともありますが、玉石混交なのでいまひとつです。日系のエージェントはエンジニア職の人の採用はあまり強くないんです。Linkedinでハイスペックな人を探したこともありますが、スペック通り金額が高いんです。これまでの経験で一番うまくいくのは「社員による紹介制度」ですね。

--それは面白いですね。なぜですか?

3ヶ月の試用期間を経て本採用となれば、紹介者にコミッションをいくらか支払うようにしています。紹介なので出来ない人を紹介してこないですし、紹介された側も紹介してくれた人のメンツを立てる気持ちがあります。

家族的な雰囲気を大事にした職場づくり

--そういった優秀な方に長く働いてもらうためにはどういった工夫をされているんでしょうか?

まず働いている雰囲気が重要です。家族っぽい雰囲気がとても重要ですね。誕生日パーティをしたり一緒に旅行に行ったり、一昔前の日本的な仲の良さでしょうか。あとは、常に新しい刺激を与えています。アプリの開発経験はまさにそうですね。つねに新しいことにチャレンジできていないと飽きてしまうんです。これまで大企業にかなり大きな金額で引き抜かれることでの離職はありましたが、それ以外はありませんね。

インドネシアという国の成長

--インドネシアに約3年滞在して、この国はどう変化していますか?

とにかく中間層の伸びがすごいです。まず、他のコンビニに比べて単価の高いセブンイレブンやローソンが増えました。レストランも増えましたし、日本食レストランには行列ができています。うちの社員も「自分へのご褒美」といった感じで月に1度くらい行くみたいです。
あとは車が売れてますね。最近では排ガス規制をクリアしたことで低価格で提供される自動車があって、80-100万で買えます。予想の何倍も売れているようで、車は金持ちのものという感覚でしたが、月収8万円くらいの人でも2,3年のローンで購入しているようです。
あとは毎年物価上昇を感じます。高速道路は毎年30円、40円、アパートの賃料は20-30%くらい上がってて、まだまだ上がる感じがします。

--スマホなどのデバイスやアプリの利用状況はどうでしょう?

Androidに変える人が増えてきていますね。うちの社員はAndroidかiPhoneを持っています。チャットアプリはLINEが一番流行っていますね。


やっぱりキャラクターの可愛さでしょうか。ちょっと前まではアングリーバードのキャラクターグッズをいたるところで見かけましたが、最近はLINEのグッズに変わってますね。Blackberry
Messengerは人気が落ちているのを感じますし、私も仕事関係のやりとりではスカイプよりLINEを使ってます。さすがにスタンプを送ったりはしませんが(笑)


100人体制へ。そして自社サービスの展開へステップアップ

--今後の展望をお聞かせ下さい。

とても順調に成長できているので、来年は100人体制にまで拡充しようと思います。それとインドネシア市場向けの自社サービスをやるつもりです。まだ何をやるかは秘密ですが(笑)


--なんだかとても居心地も良さそうでやりがいも大きそうですね?

はい。とても水があっているという感じがします。今では「東京に行く」「ジャカルタに帰る」といった感覚ですね(笑)

--これから進出する人へひとことお願いします。

毎週のように進出に向けて話を聞きこられる日系企業の方がいらっしゃいます。インドネシアは日本から遠いと感じるが本当に成長著しい国でチャンスが転がっていますので是非一度きてみてください。

--ありがとうございました。



バズー株式会社

http://www.buzoo.jp/

インドネシア・ジャカルタ オフショア開発ブログ 

http://tech.buzoo.jp/


Walkers

Walkersインドネシア公式アカウントです。 インドネシアでのビジネス、生活に関わる情報、進出に役立つ情報を発信していきます!

注目のQ&A

一覧を見る

Walkersに問い合わせる

  • 会社名

  • 担当者名(必須)

  • メールアドレス(必須)

「まとめを書く」にはログインが必要です